修理部 名野です。
広島103系製作、ついに10回になってしまいました。
完成まであと少し。
前回までの作業でここまで進みました。
塗装中に少々失敗して、大量にホコリを巻き込んだので、
ここから修正作業をします。
なので、マスキングテープはがしは一旦お預け・・・
今回は、前回最後に触れた、裏側のこの線の秘密を。
現存する広島地区の103系は、D01~03の3本現存しますが、
そのなかでも、D01編成は延命N40工事を受けているので、
特徴的な黒い窓サッシになっています。
この黒サッシ、上段:下降、下段:固定のユニット窓なんですが、
キットで再現する為には、サッシを黒く塗る以外にも
上下逆に取り付ける必要があります。
ただ、床板固定のツメは窓サッシの下についているので、
ただひっくり返すだけでは、床板に固定できません。
そのための下準備として、仮組み時にツメの位置をマーカーでなぞっておきます。
これはその線なんですね。
加工前に書いておけば、わざわざツメ位置を測ったり自作調整する必要はありません。
塗装が一通り完了したら窓ガラスを個別に切り出し、ツメ部分をここへ接着します。
接着は流し込み系接着剤で。
次に側窓の仮組みをしてみます。
上下逆な黒サッシになっているのがポイント。
これで、延命N40車の特徴がほぼ再現できました。
塗装→インレタ貼り→表面保護 と終わったら取り付けます。
残りの窓ガラスパーツも、はめ込みでは保持ができないので全て接着します。
さあ、あと残すはインレタとステッカー貼りの仕上げのみ!
次回、いよいよ完成(?)